この科目は中小企業診断士の勉強もかねて受講した。受講登録をしたときにチラっと過去問を見てから登録したが、なんとかなるだろうな、という感想だった。しかし実際に過去問を分析したり、通信指導を提出しようとしても、まったくわからないのである。さて、困った、というのがこの科目の私の実感である。印刷教材の目次は以下の通り。
■1章:ファイナンス概論
■2章:時間の価値と割引現在価値
■3章:株式と債券の価値
■4章:リスクとリターン
■5章:ポートフォリオのリターンとリスク
■6章:CAPM-資本資産評価モデル-
■7章:デリバティブ-派生証券-(1)
■8章:デリバティブ-派生証券-(2)
■9章:資金調達
■10章:財務諸表と財務業績の測定
■11章:資本コスト
■12章:資金運用
■13章:企業価値評価
■14章:情報非対称
■15章:ファイナンスと今日的課題
ファイナンスという性質上、少なからず計算問題が出題される。放送講義の中では計算の概要は紹介されるが、詳しい手順まで解説されない。また印刷教材には計算問題をメインにした章末問題が収録されているが、解答やヒントは一切掲載されていない。ここで章末問題の解答が掲載されていれば、さらによい科目となったと思ったのだが、残念だ。
単位認定試験は択一式で持ち込みは不可である。毎年の平均点が60点を切っていることからわかるように、試験内容はそれなりに難しい。特に計算問題は過去問を分析して、しっかり解けるようになっておくことが必要である。
試験概要 | |
試験結果 | A |
持ち込み | 持ち込み不可 |
難易度 | A |