ウェブライターの大きな収入源の一つが、ランサーズやクラウドワークスに代表されるクラウドソーシングです。
タスクのような簡単なお仕事から、本格的なプロジェクトの仕事をするようになると、ちょっとしたお小遣い程度の稼ぎならすぐに達成できます。
ウェブライターの仕事には資格は必要とされません。しかし基本的なライティングのスキルを持っていることを証明するための資格として「Webライティング技能検定」があります。
私は2018年6月にWebライティング技能検定に合格して、Webライティング実務士になりました。
それから1年以上が経過し、実際にWebライティング実務士としてお仕事をしてきました。
今回は実際にWebライティング実務士になって感じたメリットや、Webライティング技能検定講座の内容について解説します。
目次
Webライティング実務士になるメリット
Webライティング技能検定に合格すると、「Webライティング実務士」を名乗ることができます。
この名前だけでは大したことがないのでさすが、Webライティング実務士になることで、いくつかのクラウドソーシングサイトにて特典が利用できます。
・クライアント向けメールマガジンにて、オススメの人材として『WEBライティング実務士』資格取得者を紹介いたします。
・サグーライティングプラチナの記事報酬が永久5%アップいたします。
・レベルアップする度にもらえるボーナス報酬が2倍になります。(総計22万円相当)
他にもあるのですが、有名どころでは「ランサーズ」と「サグーワークス」の2つでしょう。
私はランサーズをよく使用していますが、「クライアント向けメールマガジン」にオススメ人材として紹介されると、ランサーズのプロフィール閲覧数が急激に上昇することがあります。
それと同時に、私のアカウントがクライアントからフォローされることもあり、そこから案件の直接受注につながることも多々あります。
営業方法として優れた特典であることは間違いなさそうです。
またサグーワークスでは「プラチナライターテスト」という試験があります。
このテストに合格すると、サグーワークス上で「プラチナライター」に昇格できます。
プラチナライターになると、プラチナライターだけが受注できる案件に取り掛かれます。
プラチナライター案件は厳しいですが単価も高く、サグーワークスユーザーにとっては大きな目標の1つです。
Webライティング実務士になると、このプラチナ案件の記事報酬が永久にプラス5%になります。
またサグーワークスにはレベルアップのシステムがあり、お仕事を続けていくと何度かレベルアップする機会があります。
このレベルアップ時のボーナス報酬が2倍になるのも、Webライティング実務士の特典の1つです。
ランサーズやサグーワークスでウェブライターのお仕事をしている人にとって、Webライティング実務士になることは大きなメリットになるはずです。
Webライティング技能検定の受講から合格までの流れ
Webライティング技能検定を受験するためには、「たのまな」の「Webライティング技能検定講座」を受講する必要があります。
講座を受講して試験に合格し、Webライティング実務士になるために必要な費用は以下の通りです。
・講座受講料:32,000円
・本試験料:6,000円
・Webライティング実務士発行料:3,000円
合計で41,000円の費用がかかります。
若干高いとは思いますが、合格後に得られるメリットを考慮して受講するかどうか決めるとよいでしょう。
「たのまな」のサイトでWebライティング技能検定講座を受講申し込みをすると、後日ダンボール箱に入った教材一式が送られてきます。

たくさんの教材が写真に写っていますが、1つ1つの教材はとても薄いので、そんなに時間がかからずに勉強できます。
一通り勉強ができたら、試験を受験します。
Webライティング技能検定の試験は自宅にてパソコンとインターネット回線を使用して受験します。
試験に合格すると、Webライティング実務士発行手数料を振り込んでIDを取得し、後日、Webライティング技能検定の合格証書とWebライティング実務士認定カードが届きます。

合格証書は立派な額縁に入れられて届きます。どのような額縁なのかは実際に合格してからのお楽しみです。
Webライティング技能検定で学ぶ内容
たのまなから送られてくるWebライティング技能検定の教材は以下の7冊です。
![]() | クラウドシーシングやビジネス、個人情報の保護など基本的な内容を学べるテキストです。 |
![]() | 基礎編の問題集です。基本的なビジネスマナーやクラウドソーシングで必要なクライアントとのやり取りの注意点、適切な個人情報の取り扱い方などが出題されます。クラウドソーシングに限らず、ビジネスに必要な基本的な知識が学べるので、本試験受験まえに完璧にしたい内容です。 |
![]() | Webライティングのスキルを学べる実践編です。初めてウェブライティングを行う人に気を付けてもらいたい、日本語のルールや文法が学べます。 |
![]() | 実践編の問題集です。実際のウェブライティングに必要な文法や細かいルール、単語の意味などが問われる問題集です。実際にライティングを行う出題もあります。間違えた問題は繰り返し解いてしっかりマスターしましょう。 |
![]() | クラウドソーシングの様々な案件について紹介しています。実際にクラウドソーシングで仕事をするときに気を付けたい注意点などが解説されています。 |
![]() | ISV練習法のテキストです。語彙力や発想力を鍛えるための練習方法です。5分間などの制限時間の中で、与えられた単語に対する関連した単語を書き出す練習方法です。 |
![]() | タイピングの練習をするための教材です。キーボード操作が苦手な人は、この教材で繰り返し練習して、タッチタイピングできるようになりましょう。 |
Webライティング技能検定講座では上記7冊を使って勉強します。
Webライティング技能検定試験の受験方法
Webライティング技能検定の試験は自宅で受験します。
試験の実施日は日本クラウドソーシング検定協会のWebサイトにて公開されています。
出題方式は以下の2つです。
■選択問題:1問1点で50問 ⇒ 50点
■ライティング問題:1問50点で4問 ⇒ 200点
★合計:250点
選択問題とライティング問題を合わせて90分で解答する必要があります。
選択問題はWebライティング技能検定講座の基礎編と応用編のテキストをしっかりやっておけば大丈夫です。
配点の内訳から分かるように、Webライティング技能検定試験の合格には、いかにして「ライティング問題」で得点を稼げるかによります。
例えばライティング問題では以下のような問題が出題されます。
【問.1】 エアコンについて 240 文字以上 300 文字以内で記述してください。
このような問題が4問出題されます。合格するためには、選択問題を手早く解いて、できるだけライティング問題に時間を残しておくことが重要です。
ライティング問題の各問題の文字数は数百文字程度ですが、異なるテーマで4問も出題されると、思っている以上に時間かかるからです。
ライティング問題では文章のコピーや外部からの貼り付けができないようになっています。
試験中に別ウィンドウで参考サイトを見ることはできますが、コピペはできないので注意が必要です。
なお、Webライティング技能検定には全3回の模擬試験を受験できます。模擬試験では「選択問題」しか出題されませんが、本試験前の予行演習にぴったりなので、本試験受験前には3回分の模擬試験を受験することをおすすめします。
模擬試験の受験には費用はかかりません。
Webライティング技能検定の過去問と合格率
Webライティング技能検定のライティング問題に関しては、日本クラウドソーシング検定協会のWebサイトで公開されています。
また、2019年11月現在、第1回の本試験から第49回の本試験の結果から、試験の合格率は48.5%であると公開されています。
まとめ
「文章を書く」というスキルはなかなか可視化しづらく、スキルの証明方法としては、「実際に自分が書いた文章を読んでもらう」くらいしかありませんでした。
しかしWebライティング技能検定講座を受講し試験に合格することで、資格という形でスキルを証明できるようになりました。
私は未経験でウェブライターになったのですが、実際にWebライティング技能検定に合格してWebライティング実務士になったことは、個人的には良い体験だったと思っています。
特にランサーズやサグーワークスを使って仕事をしているウェブライターさんには、Webライティング実務士の特典はかなり魅力的ではないでしょうか。
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