経営コラム

社会人の勉強

私は23歳で障害者と診断されて、一部上場企業から内定を取り消された挙句、立命館大学に7年間もいました。在学中に123単位までは取得できたのですが、最後の1単位がどうしても取れなくて中退になりました。

この話をすると「たったの1単位も取れなかったのか」と他人からよく聞かれます。

当時の自分を振り返ってみると、「どうしても無理だった」っていうのが事実です。20代の頃の私の障害はそれほど重かったんですよね。

あれから10年以上経ち、現在は高卒の学歴で困ることは、ほとんどありません。しかし立命館大学にいたころ、あまり勉強に熱心じゃなかったこともあり、2016年に放送大学に入学して、物理学とか経営学とかを専攻して、結構真面目に勉強しています。

社会人の大半は「学生のころ、もっと勉強しておけば良かった」と思うようです。

しかし、家族が居るから勉強できないとか、仕事があるから勉強できないとか、いろいろ理由をつけて、自分を勉強から遠ざけています。たぶんそういう人は社会人の学習を学生の学習と同じように考えているんでしょうね。

3年くらい前に、社会人の1日の勉強時間が6分しかないということが話題になりましたが、これは要するに、ほとんどの人が勉強してないということでしょう。

個人事業主になって、つくづく思うことは、「仕事をし続けるためには、学生のころと同じくらい勉強しないとダメだ」ということです。

個人事業主の場合、学生のころに身につけた知識とスキルだけで仕事を継続するのは不可能です。冒頭で紹介した歯学部や医学部のような高度な学部の出身者でないのなら、なおさらです。

大手企業なら福利厚生で給料をもらいながら学習できる仕組みがあるかもしれませんが、多くの中小企業にはそのような仕組みはなく、一部の意識の高い社員が会社で内緒で資格の勉強をしているという話も聞きます。

「勉強なんてダサい」という一部の偏見も、社会人から勉強を遠ざけているように感じます。本気で勉強に打ち込んでいる人にとっては、それほど気にならないかもしれませんが、特に若い社会人にとって、このような偏見の視線はキツイと感じる人もいるようです。

勉強したいと思った時に、もっと簡単に勉強を始められる社会になったらいいなと思います。現在は社会人学生とか難関資格にチャレンジしている人じゃないと、本格的な学びは難しいのが現状です。

生きていくためには仕事をして給料を稼ぐことが前提となります。しかし、仕事をしながらでも、もっと勉強をカジュアルに始められる仕組みがあれば、社会人の学びも進むのではないでしょうか。

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目標必達のために鬼努力を惜しまない個人事業主。記事執筆・ホームページ制作・メディア運営・コンサルティングのお仕事をしています。立命館大学中退。放送大学教養学部の全科履修生。中小企業診断士とFP1級を目指してハードに勉強中。

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