2018年1学期に受講した「遠隔学習のためのパソコン活用 ’17」の講義雑感です。
講義概要
放送大学の学生が家や職場から学習するうえで役立つパソコンの活用方法を基礎から学ぶ。パソコンの基本操作について学んだのち、放送大学が提供する学内情報通信システムを活用するために必要な技法について学ぶ。その後、学生がパソコンソフトを駆使して文献を検索し、表計算ソフトを用いて図表を作成し、文書作成ソフトでレポートを作成し、最後にプレゼンテーションソフトを用いてプレゼンテーションをできるようになる。主体的な取り組みを行い、自分の学習について振り返りを行うことで、遠隔学習者として必要な素養を身につけることを目指す。
授業の目標
・パソコンやインターネットを利用してオンラインで学ぶための素養を身につける。・教務情報システムWAKABAを始めとする放送大学の提供するWebサービスを利用できるようになる。・放送大学図書館の電子情報サービスを活用できるようになる。・インターネット上の信頼できる情報を探すことができるようになる。・レポートを執筆する際の参考文献の調べ方と引用の仕方がわかる。・図表のあるレポートを作成し,プレゼンテーションをできるようになる。
履修上の留意点
「遠隔学習のためのパソコン活用(’13)」の後継科目であり単位を修得した学生は履修できない。面接授業・基盤科目「初歩からのパソコン」と併せて受講することが望ましい。関連科目:「問題解決の進め方(’12)」「日常生活のデジタルメディア(’14)」「情報ネットワーク(’14)」「情報のセキュリティと倫理(’14)」
講義雑感
放送大学の教養学部の基盤科目である「遠隔学習のためのパソコン活用」を受講しました。「パソコンの初歩的な事を学ぶ科目でしょ?」と少しバカにしてましたが、結論からいうと、すべての放送大学生に受講して欲しい科目の一つであると感じました。印刷教材の目次は以下の通り。
■1章:パソコンの基本操作
■2章:インターネットのしくみとWebの活用
■3章:インターネットを利用した学習
■4章:電子メールのしくみと利用
■5章:セキュリティと情報倫理
■6章:ソーシャルネットワークと学び
■7章:図書館の利用方法
■8章:電子情報源の利用方法
■9章:表計算の基本
■10章:図表作成の技法
■11章:文書作成の基本
■12章:文書作成の技法
■13章:プレゼンテーションの基本
■14章:プレゼンテーションの技法
■15章:パソコンを今後の学習にどう生かすか
このようなことを学びます。
放送授業は担当講師が数名と、受講生代表の立場で2名の学生によるレクチャースタイルで進行してきます。あまり詳しくは調べてないのですが、学生役の2名はタレントさんみたいですね。なんだかとっても学生の役がお上手でした。
第1回の講義ではパソコンの電源の入れ方とシャットダウンの仕方など、本当に基礎的なところからやるので「これは楽勝だな」と思っていたのですが、後半になるにつれて、どんどん骨のある科目へと化けていきました。中盤からは図書館の利用方法や、電子情報源(論文)などの検索方法を詳しく教えてくれるので、将来、卒論などにチャレンジしたい学生さんは必見の内容です。こういうのって案外、通学制の普通の大学では教えてくれなかったりしますよね。普通の大学でも1年生のころからしっかり理解していれば、4年生になってから卒論で苦労することもないのになぁと思います。
後半は2名の学生が決めたテーマについて、プレゼンテーションをするために必要なWord、Excel、PowerPointの知識について学びます。講義で扱っているソフトはMS Office 2016なので2018年現在で最新のバージョンのOfficeの使い方が学べます。最後の放送授業である第15回目では、実際にプレゼンテーションする様子を見ることができます。演技なのかホンキなのかわかりませんが、プレゼンはスラスラと進むことはなく、途中で詰まったりしながら行われていくので、なんだかリアリティがありました。
単位認定試験は過去問と全く同じ出題はありませんでしたが、似たような出題であるので、しっかり対策をすれば合格は固いでしょう。
試験概要 | |
試験結果 | A |
持ち込み | 持ち込み不可 |
難易度 | B- |