2021年2学期に受講した「情報化社会と国際ボランティア ’19」の講義雑感です。
講義概要
情報化と国際ボランティア活動は、グローバル化した21世紀の市民社会の形成に大きな役割を果たすものと考えられている。国際ボランティア研究のトピックとその実践における多様な側面を紹介することで、国際ボランティア活動に対する理解を深めると同時に、国際ボランティアを自らのキャリアとの関わりの中で考えられるようにする。国際ボランティア活動は市民の参加する活動であり、市民が世界の課題に目を向け、その課題解決に自らが関わることを目指すものである。情報化、特にインターネットの全世界的普及はこうした動きを促進しており、その関わりの中で新たな国際ボランティアの形態も出現している。国際ボランティア学とその体系化には我が国が大きな貢献を果たしており、その実践活動と学問内容を知ることには大きな意味がある。国際ボランティアは、東日本大震災をはじめ、近年の巨大災害で社会で注目を浴び、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催や訪日外国人の増加により広く社会的な関心を集めている分野でもある。
授業の目標
① 知識としての国際ボランティア活動ではなく、自らも参加できる国際ボランティア活動であることを知る。
② 国内外における国際ボランティア活動の多様な実践を知り、身の回りでも自分のできることがあることを知る。
③ 情報化の進展によって、情報通信技術(ICT)を利用した支援やサイバー空間を介した、新たな形態のボランティア活動が可能であることを知る。
④ そのためのいろいろな組織があり、学ぶ場があることを知る。
⑤ ボランティア活動は、他者を支援する機会というばかりでなく、ボランティア自身が人として学ぶ場、相手からたくさんのことを教えてもらう場であることに気づく。
履修上の留意点
本科目については、国際ボランティア活動の内容や対象、利用される情報通信技術(ICT)に応じ、さまざまな関連科目が存在する。また本科目は、これまで学習した研究領域や科目を、国際ボランティアというキャリアパスの中で再考するための手掛かりを与える場であり、そういう意味でも総合科目であるといえる。
※この科目は、2016年度以降のカリキュラムの方においては情報コース開設科目ですが、心理と教育コースで共用科目となっています。
講義雑感
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | 在宅 |
難易度 | B |