2022年2学期に受講した「睡眠と健康 ’21」の講義雑感です。
講義概要
睡眠と覚醒によるリズムは生命現象の基盤にあり、睡眠は栄養や運動と並んで、健康を支える重要な要素である。したがって、睡眠は健康の維持増進に関わるライフスタイルの改善に必須であるばかりでなく、労働環境の改善、疾病予防や事故防止にとっても重要であると考えられる。新しい学問体系として、2002年に睡眠学は日本学術会議から提唱され、認知されつつある。本科目では、健康に関わる睡眠について、眠りのメカニズム等に関わる科学的アプローチ、睡眠に関連した疾病等の医学的アプローチ、睡眠障害の社会に及ぼす課題等の社会学的アプローチにより構成されている。
授業の目標
睡眠不足や睡眠の不規則性に伴う日中の眠気や作業能力の低下、あるいはストレスなどで眠れなくなる不眠は、誰しも日常的に遭遇する問題である。適切な睡眠を得ることは、身体にとって栄養補給と同じく不可欠である。本科目では、睡眠について科学的根拠にもとづいた知識を提供するとともに、ライフステージにおける睡眠の課題を明らかにすることによって、健康の維持増進に関わる自己管理能力を高めることをねらいとしている。
履修上の留意点
健康の維持増進を支える要素には、栄養、運動、休養(睡眠)がある。健康領域の科目として、基盤科目の「運動と健康」を学んでいることが望ましい。また、専門科目にある「食と健康」を履修することも望まれる。
※この科目は、2016年度以降のカリキュラムの方においては生活と福祉コース開設科目ですが、心理と教育コースで共用科目となっています。
講義雑感
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | 在宅 |
難易度 | B |