2019年1学期に受講した「マーケティング論 ’17」の講義雑感です。
講義概要
企業が存続・成長していくために必要な売上や利益を、製品やサービスの提供を通じて実現する活動がマーケティングである。市場の成熟化、ニーズの多様化や個性化、技術の成熟化、競争のグローバル化が進むなか、企業経営におけるマーケティングの重要性はますます高まってきている。このような状況の中で企業は、製品の品質や性能、デザイン、価格から、販売する店舗や広告宣伝などの至るところに、消費者が自社製品を選ぶための工夫と努力を重ねている。本講義ではこうした企業のマーケティングの全体像について、具体的な事例を交えながら講義する。また、サービス・マーケティング、リレーションシップ・マーケティング、ソーシャル・マーケティングといった近年注目を集めている特殊領域についても解説する。
授業の目標
本講義では、マーケティング論をはじめて学ぶ学生を対象に、マーケティングの全体像を理解するとともに、その基礎的な用語や考え方を習得することを達成目標とする。
履修上の留意点
「経営学概論(’18)」を履修していることが望ましい。
講義雑感
2019年の前期は中小企業診断士の試験と関係のある科目に絞って受講しました。その中の一つが「マーケティング論」です。社会と産業コースの専門科目ですが、講義内容はとても理解しやすかったです。印刷教材の目次は以下の通りです。
■1章:マーケティングとは何か
■2章:顧客価値と顧客満足
■3章:マーケティング戦略の構図
■4章:マーケティング環境の分析
■5章:消費者行動の分析1:消費者情報処理
■6章:消費者行動の分析2:購買行動
■7章:マーケティング・リサーチ
■8章:製品戦略
■9章:ブランド戦略
■10章:価格戦略
■11章:流通戦略
■12章:マーケティング・コミュニケーション
■13章:サービス・マーケティング
■14章:リレーションシップ・マーケティング
■15章:ソーシャル・マーケティング
抽象的な話題と具体的な話題がちょうど良い具合にミックスしていて、とても興味深く学習できた。市販されているマーケティングの教科書のような内容だけでなく、15章で学ぶようなソーシャルマーケティングといった最新のトピックも学べる。診断士の1次試験「企業経営理論」対策としてもとても役に立つ内容であった。
単位認定試験は択一式で持ち込み不可である。過去問と通信指導・自習型問題をしっかりやれば、B判定以上の評価を取ることはできるだろう。印刷教材で解説されているマーケティング用語の意味と定義をしっかり押さえることが重要だと思う。
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | 持ち込み不可 |
難易度 | A |