2020年2学期に受講した「情報・メディアと法 ’18」の講義雑感です。
講義概要
本科目は、情報・メディアと法を情報法と知的財産法および著作権法の相互の関係から体系的に解説する。情報法は、高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)から体系的に説明する。そして、知的財産法は、情報法に含まれ、知的財産基本法から体系的に説明する。また、著作権法は、知的財産法に含まれ、知的財産基本法をもとに体系的に説明する。また、知的財産基本法はコンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律(コンテンツ基本法)と関連づけられる。ただし、著作権法の体系的な説明は、コンテンツ基本法と著作権法と著作権等管理事業法の三つの法律の関係から理解する必要がある。なお、情報・メディアと法の中には、成文法によらず、判例の蓄積によって権利化されたものがある。その肖像権・キャラクターについて説明を加え、さらに情報倫理との関係から情報・メディアのソフトローについて考える。
授業の目標
本科目は、情報・メディアと法を体系的に理解することにある。各国の法制度・社会制度の差異を踏まえ、著作権法・知的財産法および情報法の相互の関わりを理解し、それらの知識により法制度の面から情報社会の課題への対応を理解することを目標にする。
履修上の留意点
「情報学へのとびら(’16)」とともに履修し、この科目を履修した後に「著作権法(’18)」「メディアと知的財産(’16)」「情報セキュリティと情報倫理(’18)」などに進んでいくことが望ましい。
※この科目は、2016年度以降のカリキュラムの方においては情報コース開設科目ですが、社会と産業コースで共用科目となっています。
講義雑感
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | 在宅 |
難易度 | A |