2023年1学期に受講した「英語事始め ’17」の講義雑感です。
講義概要
英語の初学者、もしくは英語を学び直したい学習者を対象に、英語の基本を学ぶ科目である。英語の発想の仕方に馴染めるように、初級文法事項を新たな形で解説していく。
授業の目標
ごく初歩的な英文法の知識を身につけ、個々の単語や文章を明瞭に発音し、簡単な文章ならば読解できるようになること。
履修上の留意点
英語関連科目としては最も基本的な内容を扱うため、「英語の軌跡をたどる旅(’13)」「英語で描いた日本 (’15)」「英語で読む科学 (’15)」「Walking with Writers (’16)」などを履修する前にこの科目を履修することが望ましい。
講義雑感
放送大学の教養学部の基盤科目である「英語事始め」という科目。放送大学で開設されている英語の科目としてはもっとも難易度の易しい科目でしたが、なかなか骨のある科目でした。印刷教材の目次は以下の通りです。
■1章:単語から文へ
■2章:文と動詞の基本形
■3章:空間と前置詞
■4章:SVOの構造
■5章:BE動詞の自由自在
■6章:現在形と進行形
■7章:完了形と受動態
■8章:時制と節
■9章:助動詞と主観表現
■10章:基本動詞の世界
■11章:不定詞
■12章:比較と否定
■13章:名詞と数量
■14章:関係詞
■15章:接続と統合
このようなことを学びます。
この科目はラジオ配信なので音声と印刷教材で学習を進めることになります。ラジオ科目って初めてだったので、ちゃんと勉強できるか不安でした。ラジオの科目って印刷教材を読み上げるだけっていう科目が多いと聞いていたので・・・。しかしこの科目ではそんな心配は不要でした。2人の日本人の先生とネイティブの講師の3人で講義は楽しく進んでいきます。
講義の進行は、担当講師の大橋先生が
「ここはどうしてこうなんですか?」
と初心者を装って質問して、その質問に対して佐藤先生が
「こうだからですよ」
と答えていくスタイル。この掛け合いが時に面白く、時にうならせることがありました。
そしてネイティブのロジャー先生は「ネイティブの英語の本当のところ」的な指摘をすることがあり、それもまた参考になりました。
しかし講義の難易度は結構高いと思います。なんだかんだいって大学の講義だから中学生レベルとか高校生レベルとかでは収まっていない印象を持ちました。試験は印刷教材・ノート・英和辞典・英英辞典の持ち込みがOKですが、問題が結構ひねってあるので、満点を取るのは結構辛そうな印象を持ちました。
英語が苦手な人にとってはしんどい科目なのは間違いないです。印刷教材には例文がたくさん掲載されているので、全部マスターするくらいの勢いがないと単位認定は難しいかも。それくらいの難易度の科目でした。ちなみに試験は過去問と同じ問題はほとんどありません。
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | 持ち込み可 |
難易度 | A |