2022年1学期に受講した「キャリアコンサルティング概説 ’20」の講義雑感です。
講義概要
少子化・高齢化が進み、人口減少が著しい今日の日本社会にあって、一定の経済成長を継続しつつ安定した生活水準を維持していく上で、「労働生産性の向上」は不可欠の条件である。そのためには、十分な職務遂行能力を有する人材を求める側(求人サイド)と、能力に見合った仕事を求める側(求職サイド)とのマッチングが何より重要なポイントとなる。一方、労働市場の変化により、企業による人材育成(OJT)投資は減少の一途をたどっており、 労働者個人の主体的なキャリア形成が求められている。しかし、個人としてできることには限度があり、キャリア形成のために何をすべきか迷っている人々はどの年齢階層にも非常に多く存在するのが現状である。2002年度に発足したキャリアコンサルタント資格制度は、そうしたキャリア形成支援の専門家を公的に認定する制度である。本講義では、キャリアコンサルタントの職務内容を縦糸とし、それに関わる社会的背景やさまざまな環境を横糸として、現代におけるキャリア形成支援の実際について体系的に論ずる。
授業の到達目標
キャリア形成とその支援についての知識を身につけ、それに関わる専門的業務としてのキャリアコンサルティングを十分に理解した上で、現在および今後のキャリア形成支援に関して体系的に考えることができる能力を獲得する。
成績評価の方法
成績評価は、小テスト(50%)、最終レポート(50%)の評価により行う。
※オンラインでの学習活動により成績評価を行います。放送授業と異なり、通信指導や単位認定試験は行いません。また、単位修得できなかった場合の再試験制度もありません。
履修上の留意点
※本科目の受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。詳細は本学ウェブサイトをご参照ください。
※本科目は、国家資格キャリアコンサルタントの5年ごとの更新に必要な「知識講習」対象科目です。
講義雑感
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | – |
難易度 | B |