2018年1学期に受講した「情報学へのとびら’16」の講義雑感です。
講義概要
本科目では、多様な側面を持つ情報に関して、情報の認識、加工、発信の主体である人間および人間の共同体である社会と情報の関わり、情報社会を支えるコンピュータや情報・通信システムの理論的、技術的背景について解説し、それぞれの場面における情報の効果や処理のされ方に関する基本的な理解を図る。また、講義で取り上げる情報に関わる問題がどのような学問とつながっているかについても触れて、情報の概念(ないしは情報学)の体系の一端を示す。
授業の目標
現代社会においては、誰もが目的に応じて情報を扱う能力を求められている。そのためには、情報機器やソフトウェアを使用する技能の習得と情報や情報処理の概念や原理の理解が必要であり、本科目では後者を目的とする。各回で扱う話題は詳細に述べればそれだけで1科目になるような内容であり、本科目では最も基本的部分とそれらの関係の理解を目標とする。広く深い情報の世界に踏み込んで道に迷うことがないように、見取り図を与えることが本科目の目的である。
履修上の留意点
特になし。
講義雑感
IT業界出身者としては楽勝のはずだった科目「情報学へのとびら」。しかしこいつはかなり厄介な科目だったということを思い知らされました。とりあえず印刷教材の目次を紹介します。
■1章:情報化する社会を生きる
■2章:情報のデジタル表現とマルチメディア
■3章:コンピュータの構成要素とその機能
■4章:インターネットの歴史としくみ
■5章:インターネットの応用
■6章:情報リテラシーと情報倫理
■7章:情報社会のリスク
■8章:情報セキュリティ技術
■9章:情報社会と法律
■10章:プログラミング(1)
■11章:プログラミング(2)
■12章:ユーザインタフェース
■13章:データベースの基礎
■14章:ソフトウェアの開発
■15章:情報通信技術が変える社会
このようなことを学びます。
ITやWebの技術的なことは大得意な私ですが、特に苦戦したのが6章の「情報リテラシーと情報倫理」そして7章の「情報社会のリスク」というところ。「グーテンベルグの銀河系」とか「オトゥール」とか「オラリティ」とか、これまで全く出てこなかった単語が頻出して、「ひぇー(+o+)」ってなってしまいました。特に6章は何を説明したいのか、今でもよくわかっていません。たぶん「倫理」なんでしょうけど・・・・「倫理」ってなに?
9章の「情報社会と法律」もいろいろな法律のオンパレードで苦労しました。法律はどうも苦手です。やっぱり本当の意味でITに強いっていうのは技術や知識だけじゃなくて、法律とか倫理に関する知見も必要なんだなぁと、この科目を勉強してひしひしと感じました。
残りの箇所は、いわゆる「IT」に関するものです。デジタルとアナログの違い、インターネットの歴史としくみ、そしてプログラミングの章ではPythonによるコードも登場します。
放送教材は正直な話、かなり眠かったです。印刷教材に書いてあることを読み上げているだけという部分も多く、今この記事を書いていても、あまり放送教材で印象に残る部分はないなぁと感じています。
試験は印刷教材とノートの持ち込みOKです。過去問と同じような出題も多いので、一通り過去問を仕上げて、本番で印刷教材を見ながら解答すれば、まず間違いなく単位は取れるでしょう。
試験概要 | |
試験結果 | @ |
持ち込み | 持ち込み可 |
難易度 | B |