2022年1学期に受講した「学校と社会を考える ’17」の講義雑感です。
講義概要
教育学が研究対象としてきた学校はこれまで多様な理論的視点から考察されてきており、その研究成果は教育学の初心者にとって自らの体験を相対化して考える上で格好の題材である。この授業では戦後日本の学校と社会の関係を中心に教育内容と方法の側面から具体的に検討して、専門科目への関心を広げていくことを目指す。オンライン授業の利点を生かせるよう実践家や専門家を招きゲストのコメントを参考にして考察を深め、また受講者世代による学校経験の違いを交流することによって、学校が社会の在り様を反映すると同時に変化の方向を示していることを明らかにする。
授業の到達目標
学校教育学の基礎知識を身に付けることによってひとの学校経験を枠づける社会構造の特質について理解を深める。とくに学校と社会の構造的な連関に注目して、その理論と学説の基礎を学び、専門家のコメントをもとに学校教育をめぐる争点を社会的文脈から理解し、そして戦後日本社会の変動と関連づけて学校教育の変化の事例を具体的に説明し考察することができるようになることを目指す。
成績評価の方法
成績評価は、レポート(70%)、小テスト(30%)の評価により行う。
※オンライン上の学習で評価します。放送授業と異なり、通信指導や単位認定試験は行いません。また、単位修得できなかった場合の再試験制度もありません。
履修上の留意点
この科目を履修した後に「教育の行政・政治・経営(’23)」「カリキュラムと学習過程(’16)」「学校と法(’20)」などに進んでいくことが望ましい。
※本科目の受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。詳細は本学ウェブサイトをご参照ください。
講義雑感
試験概要 | |
試験結果 | E |
持ち込み | – |
難易度 | B |